アルゴリズム デンドログラム:データのつながりを視覚化
情報の集まりを似たもの同士で分ける作業は、様々な分野でとても大切です。例えば、お店で商品を種類ごとに並べるのも、似たものをまとめてお客様が見やすくするためです。データの分析でも、同じような性質を持つ情報の集まりを見つけることは、全体像を掴むために欠かせません。このような作業を「集まりを作る分析」と呼びます。そして、その結果を分かりやすく図で表す方法の一つが、「枝分かれ図」です。
枝分かれ図は、まるで植物の枝のように、データの繋がりを目で見て分かるようにしてくれます。どのデータとどのデータがどれくらい似ているのか、また、いくつの集まりに分けるのが適切なのか、といったことを理解するのに役立ちます。木が根元から枝分かれしていくように、枝分かれ図も一つの大きな集まりから始まり、徐々に小さな集まりに分かれていきます。この階層構造のおかげで、データの全体像だけでなく、細かい部分の関係性も把握できます。
この図を作るには、まずデータ同士がどれくらい似ているかを数値で表す必要があります。似ているもの同士は近くに配置され、似ていないもの同士は遠く離れて配置されます。そして、最も近いデータ同士から順番に繋いでいき、最終的に全てのデータが一つの大きな集まりになるまで、この作業を繰り返します。どの段階でどのデータが繋がるのか、その繋がり具合は距離で表現されます。この距離が、枝分かれ図の縦軸に表示され、データの集まりの階層構造を示します。
枝分かれ図を読み解くことで、隠れたデータの繋がりや関係性を発見し、より深い分析を行うことができます。例えば、顧客を購買行動に基づいて分類することで、効果的な販売戦略を立てることができます。また、病気の症状を分析することで、新しい治療法の開発に繋がる可能性もあります。このように、枝分かれ図はデータ分析において、全体像の把握から詳細な分析までをサポートする、大変便利な道具と言えるでしょう。
