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その他

キャパシティプランニング入門

仕事のやり方や使う道具を決めることは、どのような仕事でも大切なことです。ものを作る工場でも、お店を開く場合でも、まず最初に「どれくらいの人がどれくらい使うのか」を考えなければいけません。これを情報処理の仕事に当てはめたものが、処理能力計画と呼ばれるものです。 処理能力計画とは、これから作る仕組みが、将来どれくらい使われるかを予想し、必要な計算機の力や情報の入れ物を前もって決めておくことです。計算機の力には、計算の速さや一度に扱える情報の量などがあり、情報の入れ物には情報の置き場所の広さなどが含まれます。また、情報のやり取りをするための道の広さも大切です。 しっかりとした処理能力計画を立てておくことで、作った仕組みが安定して動くようになり、使う人にも快適に利用してもらえます。さらに、必要のない入れ物を買わずに済むので、お金の無駄遣いを防ぐこともできます。 反対に、処理能力計画が不十分だと、仕組みの動きが遅くなったり、途中で止まってしまったりすることがあります。これは使う人にとって大きな困りごとになります。また、後から入れ物を増やすのは、最初にまとめて買うよりもお金がかかることがよくあります。 そのため、仕組みを作る前に、将来のことをよく考えて計画を立てることがとても重要です。たとえば、お店を開くときに、お客さんがたくさん来るかどうか、どんな商品が売れそうかを前もって考えておくのと同じように、情報処理の仕組みを作る際にも、将来どれくらいの人がどのように使うかを予測し、前もって準備しておくことが大切です。
WEBサービス

企業を強くするERPのススメ

会社をうまく動かすためには、いろいろな資源をきちんと管理することが大切です。この資源には、働く「人」、商品や材料などの「物」、お金に関する「金」、そしてお客様の情報や売れた物のデータといった「情報」が含まれます。これらの資源は、それぞれバラバラに存在しているのではなく、互いに深くつながりを持っています。 例えば、新しい商品を作ることを考えてみましょう。商品を作るには、作る仕事をする「人」が必要です。そして、商品を作るための「物」も必要です。さらに、商品を作るためのお金、つまり「金」も必要になります。加えて、どのような商品が求められているかといった市場の「情報」も欠かせません。このように、複雑に絡み合った資源をそれぞれ別々に管理していると、どうしても無駄が生じてしまいます。 情報を共有するためには、担当者同士が連絡を取り合わなければなりません。その際に、情報の伝達ミスや連絡の遅れが起こる可能性も高くなります。また、それぞれの資源の状態を把握するために、いくつものシステムを操作する必要があり、時間と手間がかかってしまうでしょう。 ERPは、こうした問題を解決するために作られた仕組みです。「人」「物」「金」「情報」といった会社の経営資源を一か所で管理することで、仕事の効率を上げ、情報を誰にでも見えるようにし、速やかに判断を下せるようにします。全体をまとめて見ることで、例えば売れ行きが悪くなったときに、その原因が材料の仕入れの遅れにあるのか、あるいは販売戦略の失敗にあるのかを、素早く見極めることができるようになります。このように、ERPは会社全体の動きをスムーズにし、経営の改善に役立つ強力な道具となるのです。
クラウドサービス

クラウド型システム:手軽で便利な利点

ここ数年で、まるで雲のように掴みどころのない、しかし確かにそこに存在する「クラウド型システム」という言葉をよく耳にするようになりました。パソコンや携帯電話の中にシステムを組み込むのではなく、インターネットの向こうにある大きな計算機の中にシステムを置いておく。これがクラウド型システムの仕組みです。まるで空に浮かぶ雲のように、目には見えませんが、確かに私たちの生活を支える重要な役割を担っています。従来のように、自分のパソコンや会社のパソコンの中にシステムを置いておく方法とは大きく異なります。従来の方法では、システムを使うためには、そのパソコンが置いてある場所まで行かなければなりませんでした。しかし、クラウド型システムの場合は違います。インターネットにつながる環境さえあれば、自宅でも、外出先でも、世界中どこからでもシステムにアクセスして使うことができるのです。これは、場所に縛られない働き方を実現したい企業や、いつでもどこでも好きな時に情報にアクセスしたい個人にとって、非常に大きな利点と言えるでしょう。例えば、遠くに住む家族と写真を共有したいとします。従来の方法では、それぞれの写真データをメールで送ったり、記録媒体に保存して郵送したりする必要がありました。しかし、クラウド型システムを使えば、クラウド上に写真を保存するだけで、家族全員が同じ写真を見ることができるようになります。まるで、みんなが同じアルバムを共有しているかのようです。このように、クラウド型システムは私たちの生活をより便利で快適なものにしてくれる力を持っています。クラウド型システムには、様々な種類があります。例えば、会社の業務システム全体をクラウドに移行する「サービスとしてのソフトウェア」というものもあれば、パソコンの中のデータをインターネット上に保存しておける「オンラインストレージ」のようなものもあります。それぞれの目的に合わせて、最適なクラウド型システムを選ぶことが重要です。今後ますます発展していくことが予想されるクラウド型システム。その仕組みや利点を理解することで、私たちの生活はさらに豊かになっていくでしょう。
その他

MTBF:システムの信頼性を測る

機械や仕組みが、壊れてから次に壊れるまでの間の平均的な時間の長さを示すのが、平均故障間隔です。これは、よく平均故障間隔の頭文字をとって「エムティービーエフ」と呼ばれています。これは、仕組みの頼りになる度合いをはかる大切な目安の一つであり、この値が大きいほど、仕組みが頼りになることを示します。 例えば、ある機械の平均故障間隔が1万時間だとしましょう。これは、平均すると1万時間に一回壊れると予想されることを意味します。この目安は、製品を作る計画段階から、実際に使って修理する段階まで、様々な場面で使われます。 製品を作る計画をする人は、平均故障間隔を考えて部品を選びます。また、同じ働きをする部品を複数用意することで、一つが壊れても全体が止まらないようにする工夫もします。このようにして、仕組み全体の頼りになる度合いを高めます。 また、実際に機械を使って修理する担当の人は、平均故障間隔を基にして、適切な点検計画を立てます。そうすることで、機械が壊れて仕組みが止まってしまう危険性を減らすことができます。 平均故障間隔は、仕組みがどれくらい頼りになるかを数字で表すための大切な道具です。仕組みが変わらずに動き続けることは、仕事が滞りなく続くことに直接つながります。ですから、平均故障間隔を理解し、きちんと使うことはとても大切です。平均故障間隔は、過去の故障データに基づいて計算されますが、将来の故障を確実に予測するものではありません。環境の変化や予期せぬ事象によって、実際の故障間隔は変動する可能性があります。そのため、平均故障間隔は目安として捉え、定期的な点検や保守を怠らないようにすることが重要です。