アルゴリズム コンテンツベースフィルタリングとは?
「内容に基づくおすすめ」という手法は、利用者の過去の行動ではなく、対象物そのものの持つ特徴に着目して、おすすめを提示する方法です。これは「コンテンツベースフィルタリング」とも呼ばれます。
例えば、映画の推薦を例に考えてみましょう。ある人が特定の種類の映画、例えば時代劇をよく見ているとします。このとき、内容に基づくおすすめでは、その人が過去に見た映画と似たジャンルの時代劇がおすすめとして表示されます。
これは、各映画に付加されている様々な情報を分析することで実現されます。例えば、「時代劇」や「恋愛」といったジャンル、出演している俳優、監督の名前といった情報が挙げられます。また、映画のあらすじや観客の感想といった文章情報も分析対象となります。これらの情報を基に、各映画がどれくらい似ているかを計算し、似ているものほどおすすめ度が高くなります。
従来の手法では、利用者の過去の行動履歴を重視しておすすめを提示していました。例えば、ある人が時代劇だけでなく、アクション映画もよく見ていた場合、過去の行動だけを参考にすると、時代劇とアクション映画の両方がおすすめとして表示される可能性があります。しかし、内容に基づくおすすめでは、今見ている映画に焦点を当て、その映画と似たジャンルの映画だけをおすすめするため、より的確な提案を行うことができます。
つまり、この手法は利用者の好みを直接的に反映するのではなく、対象物同士の関連性から、利用者が潜在的に興味を持つであろうものを提示することを目指しているのです。これにより、意外な発見を促したり、より深く特定の分野を探求したりするきっかけを提供することができます。
