学習 ホールドアウト検証と交差検証
機械学習の分野では、作った模型がどれほど役に立つかを確かめることがとても大切です。そのための方法の一つに、ホールドアウト検証というものがあります。ホールドアウト検証は、持っているデータを学習用とテスト用の2つに分けて使う方法です。
まず、集めたデータを2つのグループに分けます。ほとんどのデータは学習用として、模型の訓練に使います。残りのデータはテスト用として、訓練が終わった模型を試すために取っておきます。例えば、集めたデータを82の割合で分けるとすると、8割のデータで模型を鍛え、残りの2割で模型の実力を測ることになります。
この方法の利点は、手順が簡単で、計算に時間がかからないことです。しかし、注意すべき点もあります。学習用のデータに特定の特徴ばかりが含まれていると、模型がその特徴に偏って学習してしまうことがあります。これは、特定のデータに過剰に適応した結果、それ以外のデータにはうまく対応できない状態になり、過学習と呼ばれます。例えるなら、特定の地域の問題ばかり解いた生徒が、他の地域の問題が解けなくなるようなものです。
また、テスト用のデータの特徴に偏りがあると、模型の本当の実力を正しく測れないことがあります。これは、特定の地域の問題だけで生徒の能力を判断するようなもので、全体像を把握できません。ですから、データを学習用とテスト用に分ける際には、それぞれのグループが全体のデータの特徴をよく表しているように注意深く行う必要があります。偏りなくデータを分けることで、模型の真価をより正確に見極めることができます。
