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AI活用

古典的人工知能:複雑な行動の仕組み

古典的人工知能とは、あらかじめ人間が作った手順や指図に従って動く人工知能のことです。複雑に見える動きも、実は単純な動きの組み合わせでできています。例えるなら、たくさんの小さな積み木を組み合わせて、大きな建物を作るようなものです。一つ一つの積み木は単純な形をしていますが、組み合わせ方次第で、お城や家など、複雑な形を作ることができます。古典的人工知能も同じように、単純な手順を組み合わせて、複雑な問題を解いたり、判断をしたりします。 これは、あらかじめ想定される状況に対する反応を手順として書いておくことで実現されます。例えば、お掃除ロボットを例に考えてみましょう。お掃除ロボットは、壁にぶつかったら向きを変える、ゴミを見つけたら吸い込むといった単純な手順を組み合わせて、部屋全体を掃除するという複雑な動きを実現しています。もしゴミがなければそのまま進み、壁があれば向きを変える、というように、状況に応じて手順を実行していきます。人間が、前もって色々な状況を想定し、その状況でロボットがどう動くべきかを手順として書き込んでいるのです。 このように、古典的人工知能は、明確な手順に基づいて動くため、どのような動きをするのか予測しやすく、なぜそのような動きをしたのか説明しやすいという特徴があります。また、手順通りに動くため、間違いが起こりにくいという利点もあります。一方で、想定外の状況に弱く、新しい状況に対応するためには、人間が新しい手順を追加する必要があります。たとえば、お掃除ロボットが階段を認識できずに落ちてしまう場合、階段を認識して避けるという手順を人間が追加しなければなりません。このように、想定外の状況に対応するには、人間の手助けが必要となるのです。