アルゴリズム 多クラス分類:機械学習で複数を判別
たくさんの種類に分類する作業は、機械学習という分野で「多クラス分類」と呼ばれています。これは、人間がコンピュータに例を教えながら学習させる「教師あり学習」という方法の一つです。具体的には、コンピュータに果物の写真を見せて、「これはりんご」「これはバナナ」「これはみかん」と教えていくことで、コンピュータが果物の種類を見分けられるようにする学習方法です。
二つの種類を見分ける「二項分類」というものもありますが、多クラス分類は三種類以上の分類を扱うところが違います。例えば、手書きの数字を0から9までのどれに当たるか分類するのも多クラス分類です。二項分類よりも複雑な問題を扱えるため、様々な場面で使われています。
写真の何を描写しているかを自動的に判断する画像認識や、人間が話す言葉をコンピュータに理解させる自然言語処理といった技術は、この多クラス分類を基盤にしています。例えば、たくさんの製品の写真をコンピュータに見せて、不良品かどうかを自動で判別させるシステムなどが考えられます。また、インターネット上の膨大な量の文章を分析して、それぞれの文章がどんな話題について書かれているかを自動的に分類することもできます。
このように、多クラス分類は大量の情報を整理し、分析する上で欠かせない技術です。コンピュータが自動的に情報を分類することで、私たちはたくさんの情報の中から必要な情報を見つけやすくなり、情報処理の効率が格段に向上します。また、これまで人間が行っていた分類作業をコンピュータに任せることで、人為的なミスを減らし、より正確な結果を得ることも期待できます。今後、ますます情報化が進む社会において、多クラス分類の重要性はさらに高まっていくでしょう。
